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【2026年】30代の給料の中央値は月29.1万〜31.0万円|差が開き始める年代のリアル
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【2026年】30代の給料の中央値は月29.1万〜31.0万円|差が開き始める年代のリアル

2026.08.26
目次

30代に入ると、同期の話に微妙な温度差が出てきませんか。役職がついた人、転職して年収が跳ねた人、育休を経て時短で働く人。20代のころは「みんな同じくらい」だったのに、気づけば前提がバラバラになっています。

その感覚は、統計にもはっきり表れています。30代は、給料の分布が横に広がり始める年代なのです。平均や中央値だけを見ていると、この変化は見えません。

先に結論をお伝えします。30代の給料の中央値(所定内給与額・月額)は、30〜34歳で29.14万円35〜39歳で31.01万円です[^1][^2]。そして真ん中の半分の人がいる幅は、20〜24歳の5.63万円から、35〜39歳では13.07万円へと2.3倍に広がります。この記事のテーマは、その「二極化の始まり」を数字で確かめることです。

なお、ここで扱う所定内給与額は「残業代と賞与を含まない月額」です。年収とは別物なので、混同しないようご注意ください。


この記事でわかること

  • 30代前半・後半それぞれの給料の中央値(月額)
  • 四分位の幅が20代から2倍以上に広がるという事実
  • 30代で男女差が一気に開く様子
  • 年収ベースで見た30代の伸び方と、その内訳

30代の給料の中央値は「前半29.14万円・後半31.01万円」

まず基本の数字です。30代も5歳刻みで見ていきます。

年齢中央値(男女計)平均(男女計)中央値と平均の差
25〜29歳26.79万円27.94万円1.15万円
30〜34歳29.14万円31.23万円2.09万円
35〜39歳31.01万円34.06万円3.05万円
(参考)40〜44歳32.55万円36.43万円3.88万円

30代前半と後半の差は1.87万円。20代前半→後半の2.95万円と比べると、伸びはむしろ穏やかになっています。

一方で、右端の「中央値と平均の差」に注目してください。25〜29歳では1.15万円だったのが、30〜34歳で2.09万円、35〜39歳で3.05万円へと広がっています。平均が中央値からどんどん離れていく、これが30代の特徴です。理由は、上に大きく伸びる人が出てくるから。平均だけを見ていると、実態より高い基準を自分に課してしまうことになります。

だから30代では、平均ではなく中央値で見るほうが実感に合います。20代の給料の中央値と比べたい方はこちらをご覧ください。

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30代から、分布が「横に広がる」

この記事の核心です。第1四分位(下から25%)と第3四分位(上から25%)の幅を、年代ごとに並べてみます。この幅が、真ん中の半分の人がいる帯の広さです。

年齢第1四分位中央値第3四分位真ん中50%の幅
20〜24歳21.10万円23.84万円26.73万円5.63万円
25〜29歳23.28万円26.79万円30.81万円7.53万円
30〜34歳24.53万円29.14万円34.80万円10.27万円
35〜39歳25.41万円31.01万円38.48万円13.07万円
(参考)40〜44歳25.95万円32.55万円41.66万円15.71万円

20〜24歳では21.10万〜26.73万円という5.63万円の狭い帯に、半数の人が収まっていました。それが35〜39歳では25.41万〜38.48万円、幅にして13.07万円2.3倍に広がっています

さらに、広がり方が上下で非対称であることも見逃せません。20〜24歳から35〜39歳までの15年で、それぞれの位置がどれだけ動いたかを見てみます。

位置20〜24歳35〜39歳15年間の伸び
第1四分位(下から25%)21.10万円25.41万円+4.31万円
中央値23.84万円31.01万円+7.17万円
第3四分位(上から25%)26.73万円38.48万円+11.75万円

上位25%の人は15年で11.75万円伸びているのに対し、下位25%の位置にいる人は4.31万円しか動いていません。その差は2.7倍です。つまり30代の広がりは「全員が均等に上がった結果」ではなく、上に伸びる人と、あまり動かない人に分かれた結果なのです。

これが「30代から差が開く」の正体です。20代のうちは横並びに近かったものが、役職・企業規模・雇用形態・働き方の選択によって、はっきり枝分かれしていきます。

40代でこの広がりがどうなるかは、こちらで解説しています。

【2026年】40代の給料の中央値は月32.6万〜33.5万円|平均との差が最大に開く年代
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自分がどのあたりにいるか、具体例で確認する

四分位がわかると、自分の位置はかなり正確につかめます。35〜39歳を例に見てみましょう。

月給(所定内)同世代での位置
25万円第1四分位(25.41万円)のすぐ下。下から4分の1あたり
28万円第1四分位と中央値のあいだ。真ん中よりやや下
31万円中央値(31.01万円)とほぼ同じ。ちょうど真ん中
35万円中央値と第3四分位のあいだ。上から3分の1程度
39万円第3四分位(38.48万円)を超え、上位25%圏内

ここでのポイントは、35〜39歳では「31万円で真ん中」だけれど、38万円あれば上位4分の1に入るということです。20代前半なら26.73万円で上位25%だったので、必要な水準が10万円以上も上がっています。

逆に言えば、月給25万円台でも下から4分の1のライン付近です。「同世代の下位」に沈んでいるわけではありません。分布が広がった年代では、平均から離れていること自体は珍しくないのです。

30代で男女差が一気に開く

30代のもうひとつの特徴が、男女差の拡大です。中央値で比べてみます。

年齢中央値(男)中央値(女)
20〜24歳24.12万円23.50万円0.62万円
25〜29歳27.43万円25.93万円1.50万円
30〜34歳30.53万円26.85万円3.68万円
35〜39歳33.41万円27.06万円6.35万円
(参考)45〜49歳37.52万円27.61万円9.91万円

20〜24歳では0.62万円しかなかった差が、35〜39歳では6.35万円、およそ10倍に開きます。

数字をたどるとわかりやすいのですが、男性の中央値は20代前半の24.12万円から35〜39歳の33.41万円へ9.29万円伸びています。対して女性は23.50万円から27.06万円へ3.56万円。伸び方そのものが違うのです。

しかも女性の中央値は、30〜34歳の26.85万円から35〜39歳の27.06万円へ、わずか0.21万円しか動いていません。この停滞は45〜49歳(27.61万円)まで続きます。30代はライフイベントが集中する時期であり、時短勤務や役割の変化が反映されていると考えられます。

なお、全体の平均で見ると男女間賃金格差(男=100)は76.6で、前年の75.8から縮小し過去最少になりました[^1]。長い目で見れば差は縮まる方向にあります。

男女差の背景をもう少し掘り下げた解説はこちらです。

【2025年】男女で給料の中央値はどれだけ違う?男31.7万・女25.1万円の差を読み解く
男女の給料(所定内給与)の中央値は、男性31.7万円・女性25.1万円(2024年 賃金構造基本統計調査)。女性は男性の約79%。平均でも中央値でも残る差はなぜ生まれるのか、その背景と読み解き方を中央値で解説します。
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年収ベースで見る30代

月額だけでなく、年収でも確認しておきましょう。こちらは別の調査による平均年収です[^3]。

年齢平均年収(男女計)男性女性
25〜29歳407万円438万円370万円
30〜34歳449万円512万円362万円
35〜39歳482万円574万円351万円
(参考)40〜44歳516万円630万円359万円

20代で見られた「25歳前後で130万円の急上昇」のような跳ね方は、30代にはありません。30〜34歳449万円から35〜39歳482万円へ、伸びは33万円。年あたり7万円弱の、ゆるやかな上昇です。

ここでも男女の動きは対照的です。男性は512万円→574万円と62万円伸びるのに対し、女性は362万円→351万円と、平均ではむしろ下がります。月額の中央値が停滞していたのと同じ構造が、年収にも表れています。

給与所得者全体で見ると年収の中央値は約413万円なので[^3]、30代前半の平均449万円は全体の真ん中より上の水準です。全体の中での位置を確かめたい方はこちらをご覧ください。

【2025年】年収の中央値は約413万円|平均478万円に届かない人が6割という現実
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所定内給与額を12倍しても年収にはなりません。月額には残業代も賞与も含まれておらず、2つの調査は対象者の範囲も異なります。月額は月額、年収は年収として別々に見てください。

差が広がる年代で、何を基準にするか

分布が横に広がるということは、周りを見ても基準が定まらなくなるということです。20代なら「同期と同じくらい」で済んだものが、30代では同期の中に月25万円の人と38万円の人が同時にいます。

そこでおすすめしたいのが、他人ではなく分布の「位置」を基準にすることです。

基準の置き方具体的な確認方法
自分の四分位を知る35〜39歳なら25.41万/31.01万/38.48万のどこにいるか
伸び方を確認する5年前の自分と比べて、中央値の伸び(約1.9万円/5年)を上回っているか
残せる額で見る額面ではなく、手取りから毎月いくら残っているか[^4]

特に3つ目が実質的です。月給31.01万円(35〜39歳の中央値)なら、手取りはおよそ8割の約24.8万円が目安です[^4]。ここから家賃や生活費を引いて何が残るかは、給料の額そのものより家計の設計で決まります。給料の伸びが緩やかになる30代では、残す仕組みのほうが効いてくるのです。

同世代が実際にいくら貯めているかは、30代の貯金の中央値でご確認ください。

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まとめ:30代は「広がりが始まる」年代

  • 給料の中央値は30〜34歳で29.14万円35〜39歳で31.01万円(所定内給与額・月額)
  • 真ん中50%の幅は20〜24歳の5.63万円から35〜39歳の13.07万円へ、2.3倍に拡大
  • 15年間の伸びは上位25%で+11.75万円、下位25%で+4.31万円と2.7倍の開き
  • 男女差は20代前半の0.62万円から、35〜39歳では6.35万円
  • 年収の伸びは30代前半449万円→後半482万円と、20代に比べてゆるやか
30代は、給料の絶対額よりも「分布の中で自分がどこにいるか」が意味を持ち始める年代です。平均から離れていること自体は、この年代ではまったく珍しくありません。大事なのは、広がった分布の中で自分の位置を正確に知り、そこから何を選ぶかを決めることです。

貯金・年収・給料の中央値をまとめて確認したいときは、こちらの早見表が便利です。自分に近い「等身大の基準」がひと目でわかります。

【保存版】お金の「中央値」まとめ|貯金・年収の平均に騙されないための早見表
貯金・年収・給料の中央値をまとめた保存版ガイド。なぜ「平均」はアテにならないのか、年代別・世帯別・男女別の中央値を一覧で確認し、自分の等身大の立ち位置を把握できます。2025年最新の公的データ(J-FLEC・国民生活基礎調査・賃金構造基本統計調査)に基づく早見表つき。
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今日のまとめ

Q. 30代の給料の中央値はいくらですか?

所定内給与額(月額)で、30〜34歳が29.14万円35〜39歳が31.01万円です。30代をまとめた中央値は公表されていないため、5歳刻みで見るのが正確です。

Q. 30代で給料の差が開くというのは本当ですか?

数字の上では明確です。真ん中の半分の人がいる幅は、20〜24歳の5.63万円から35〜39歳の13.07万円へ広がります。上位25%の位置は15年で11.75万円伸びる一方、下位25%の位置は4.31万円しか動きません。

Q. 35歳で月給28万円は低いですか?

35〜39歳の第1四分位が25.41万円、中央値が31.01万円なので、その中間あたりです。下から4分の1よりは上、真ん中よりはやや下という位置になります。ただしこの金額は残業代と賞与を含まない所定内給与なので、実際の年収は別に確認してください。

Q. 30代で男女差はどれくらいですか?

中央値で見ると、30〜34歳で3.68万円、35〜39歳で6.35万円です。20代前半の0.62万円と比べて大きく開きます。ただし全体の男女間賃金格差(男=100)は76.6と、前年より縮小しています。


出典・データの前提について

この記事の月額データは、厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(2026年3月24日公表)にもとづく、一般労働者の所定内給与額(月額、企業規模計10人以上)です。所定内給与額には残業代・賞与が含まれません。この金額を12倍しても年収にはならない点に、十分ご注意ください。対象は一般労働者(フルタイム)で、短時間労働者は含まれません。

年齢階級別の中央値・四分位は、同調査の統計表(一般労働者・産業大分類 第3表「学歴、年齢階級、所定内給与額階級別労働者数及び所定内給与額の分布特性値」産業計)によります。「30代の中央値」という合算値は公表されていないため、本記事では30〜34歳と35〜39歳を分けて示しています。

年収の数値は国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」(令和7年9月公表)による平均給与であり、中央値ではありません。対象は1年を通じて勤務した給与所得者5,136万人です。2つの調査は実施主体も対象者の範囲も異なるため、月額と年収を直接つなげて比較することはできません。傾向をつかむための参考としてお読みください。

また、四分位の数値は同一人物を追跡したものではなく、各年代の断面を切り取ったものです。「20代前半の自分が15年後にどうなるか」を示すものではない点もあわせてご理解ください。

[^1]: 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者の所定内給与額(月額、企業規模計10人以上)。所定内給与額は残業代・賞与を含まない。

[^2]: 同調査の統計表(一般労働者・産業大分類 第3表「学歴、年齢階級、所定内給与額階級別労働者数及び所定内給与額の分布特性値」産業計)による。

[^3]: 国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」(令和7年9月公表)。1年を通じて勤務した給与所得者5,136万人が対象。年齢階層別の数値は平均給与。年収の中央値約413万円は当サイトによる推計値。

[^4]: 手取りは概算・目安です。額面から社会保険料(約15%)と所得税・住民税を差し引いた金額で、扶養家族の有無・居住地・年齢によって変わります。

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