みんなのコラム
【2025年】世帯年収の分布、いちばん多いのはいくら?あなたは上位何%か中央値で確認
家計管理

【2025年】世帯年収の分布、いちばん多いのはいくら?あなたは上位何%か中央値で確認

2026.07.23
目次

「うちの世帯年収って、世間的にはどのあたりなんだろう?」――平均や中央値の1点だけでなく、全体の「分布」で見ると、自分の位置がぐっとつかみやすくなります。

先に結論をお伝えします。世帯年収でいちばん多いのは100〜200万円台と200〜300万円台(それぞれ14.4%)。中央値は410万円で、平均536万円は一部の高所得世帯に引き上げられた数字です[^1]。この記事では、分布の形と、自分が「上位何%くらいか」の見方を紹介します。


この記事でわかること

  • 世帯年収の分布(どの年収帯に何%いるか)
  • いちばん多いのはいくらの層か
  • 自分の世帯年収は上位何%くらいか
  • 分布で見ると平均のカラクリがよく分かる

世帯年収の分布:どの層に何%?

厚生労働省の2024年(令和6年)国民生活基礎調査による、世帯の所得金額階級別の分布はこうなっています[^1](2023年の所得、全世帯)。

世帯年収(所得)世帯の割合
100万円未満6.7%
100〜200万円未満14.4%
200〜300万円未満14.4%
300〜400万円未満13.1%
400〜500万円未満9.9%
500〜600万円未満8.5%
600〜700万円未満7.6%

いちばん多いのは100〜200万円台と200〜300万円台で、それぞれ14.4%。低〜中位の年収帯に世帯が集まり、そこから高い年収帯に向かってなだらかに減っていく形です。この「低いほうに山があり、右に長く裾を引く」形が、平均を押し上げる原因になります。

あなたは上位何%くらい?

分布を下から積み上げていくと、自分のおおよその位置が見えてきます[^1]。

たとえば、世帯年収が400万円なら、下からおよそ半分(中央値410万円のあたり)。600万円まであれば下からおよそ3分の2の位置で、上位3割ほどに入ります。700万円を超えると、上位およそ4分の1。逆に、300万円未満の世帯で全体の約35%を占めています。

こうして分布で見ると、「平均536万円に届いていない=下のほう」ではないことが分かります。実際、平均以下の世帯は61.9%[^1]。6割超が平均未満なのですから、中央値410万円あたりにいれば、それが「ど真ん中」なんです。世帯年収の中央値そのものについては、こちらで詳しく解説しています。

【2025年】世帯年収の中央値は410万円|平均536万円との差と「平均以下が6割」の真実
世帯年収の中央値は410万円、平均は536万円(2024年 国民生活基礎調査)。平均以下の世帯は61.9%と、6割超が平均に届きません。なぜ平均年収は高く出るのか、世帯タイプ別の中央値も交えて、中央値で見る「本当の年収」を解説します。
medianof.com

世帯ではなく、個人の年収で「自分は上位何%か」を確認したい場合は、こちらの早見表が便利です。年収200万〜1,500万円まで一覧にしています。

年収の「上位何%」早見表|あなたは100人中何番目?年収200万〜1500万を一覧化
年収の中央値は413万円。400万円で上位52.0%、500万円で36.7%、700万円で17.3%、1000万円で6.2%。国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」をもとに、年収200万〜1500万円の上位何%と100人中の順位を1枚の早見表にまとめました。男女別・年代別の読み替え方も解説します。
medianof.com
【2025年】年収の中央値は約413万円|平均478万円に届かない人が6割という現実
年収の中央値は約413万円、平均は478万円(国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査)。平均に届かない人は約6割。男女別・雇用形態別の中央値と、「自分は上位何%か」がわかる早見表つきで、中央値で見る本当の年収を解説します。
medianof.com

分布で見ると「平均のカラクリ」が一目瞭然

平均536万円という数字は、分布のどこにあるでしょうか。実は、500〜600万円台(8.5%)のあたり。世帯の多い100〜300万円台からは、かなり右にズレた位置です。

これは、年収1,000万円や2,000万円といった高所得世帯が、平均を強く引き上げているから。分布を見れば、「平均は真ん中ではなく、上のほうに引っ張られた点」だと直感的に理解できます。だからこそ、自分の位置を知るには平均ではなく中央値や分布で見るのが正解なんです。

自分の年収帯での貯金や、手取りの目安もあわせて確認しておくと、家計設計がしやすくなります。

medianof.com
medianof.com
【みんなの貯金額】年代別の平均値と中央値はいくら?あなたの立ち位置がわかる
2025年最新の調査データをもとに、20代〜60代の貯金額を平均値・中央値の両方で紹介。金融資産ゼロ世帯の割合や、今日から始められる貯金のファーストステップも解説します。
medianof.com

まとめ:年収は「分布」で見ると位置が分かる

要点を整理します。

  • 世帯年収でいちばん多いのは100〜300万円台(各14.4%)
  • 400万円で下から約半分、600万円で上位3割、700万円超で上位4分の1ほど
  • 平均536万円は分布の右寄り(500〜600万円台)にあり、真ん中ではない
  • 平均以下が61.9%。中央値410万円あたりが「ど真ん中」
平均と自分を比べて落ち込むより、分布のどこにいるかを知るほうが、ずっと有益です。中央値と分布を味方につけて、落ち着いて家計を考えていきましょう。

貯金・年収・給料の中央値をまとめて確認したいときは、こちらの早見表が便利です。自分に近い「等身大の基準」がひと目でわかります。

【保存版】お金の「中央値」まとめ|貯金・年収の平均に騙されないための早見表
貯金・年収・給料の中央値をまとめた保存版ガイド。年収の中央値413万円、給料29.7万円、貯金は年代別に一覧化。なぜ「平均」はアテにならないのか、自分の等身大の立ち位置がひと目でわかる早見表つき(J-FLEC・国民生活基礎調査・令和7年賃金構造基本統計調査)。
medianof.com

今日のまとめ

Q. 世帯年収でいちばん多いのはいくら?

100〜200万円台と200〜300万円台で、それぞれ14.4%と最多です。低〜中位の年収帯に世帯が集まり、右に裾を引く分布になっています。

Q. 世帯年収600万円は上位何%くらい?

おおよそ下から3分の2の位置で、上位3割ほどに入ります。700万円を超えると上位およそ4分の1です(2024年国民生活基礎調査の分布による概算)。

Q. なぜ平均536万円は「真ん中」じゃないの?

高所得世帯が平均を強く引き上げるためです。平均は分布の右寄り(500〜600万円台)に位置し、平均以下の世帯が61.9%を占めます。真ん中は中央値410万円です。


出典・データの前提について

本記事の分布・割合は、厚生労働省「2024年(令和6年)国民生活基礎調査の概況」(図9 所得金額階級別世帯数の相対度数分布)によるものです。所得は2023年(令和5年)1年間の1世帯当たりの総所得で、全世帯が対象です。「上位何%」はこの相対度数分布を下から積み上げた本記事の概算(階級の境界ベース)で、正確な順位を示すものではありません。

[^1]: 厚生労働省「2024年(令和6年)国民生活基礎調査の概況」図9。所得金額階級別の世帯割合は、100万円未満6.7%、100〜200万円14.4%、200〜300万円14.4%、300〜400万円13.1%、400〜500万円9.9%、500〜600万円8.5%、600〜700万円7.6%。中央値410万円、平均536万円、平均以下の世帯割合61.9%。

DIAGNOSIS
あなたの暮らし、中央値と比べてみよう

9つの質問であなたの家計の立ち位置がわかります

診断してみる

関連するコラム

【2025年】世帯年収の分布、いちばん多いのはいくら?あなたは上位何%か中央値で確認